こんにちは、@nanase_nananaviです♪
皆さん、ホイアンにはもう行きましたか?ベトナムは日本からも比較的近く、費用を抑えて気軽に行ける魅力的な国の一つ。ホイアンという街は、ベトナムの中部ダナンという街から車で40分移動したところにある、伝統的な旧市街です。
夜のランタンや黄色の壁が特徴的な古い街並みで有名ですよね。もう一つ、実はベトナムと言えば「オーダーメイドワンピース」も海外旅行者の中で、大人気!
ホイアンに限らず、ベトナム全土で広がっている文化です。
思い立ったら吉日。ワンピースの作り方を知りたい!!!と思い立ち、1週間ホイアンへ行く事にしました。
今回の旅の目的は、オーダーメイドワンピースの工場見学👗突撃プチ留学✨2時間でワンピース3枚つくれるワザ、凄すぎ…。おばちゃんたち、仕事中なのに色々教えてくれて嬉しい( ; ; )💓#ホイアン pic.twitter.com/Z9VGOUYr6c
— nanase|旅するカメラマン (@nanase_nananavi) 2017年7月19日
なぜ作り方を学ぼうと思ったのか
私はベトナムは3度目でして、初めてのホイアンで作っていただいたオーダーメイドワンピースに惚れており、どうしてもあと何着か作りたい!作り方も知りたい!という気持ちが抑えきれませんでした。
当時、旧市街の何気なく入った店で初めて作っていただいたワンピースはコチラ。いくらでしょう?そして、出来上がりまでどれくらいの時間がかかったと思いますか?
はい、こちらオーダーメイドにもかかわらず1着12ドルなんです。そして、なんと2時間でできあがりました。
背中が開いてるデザインで、海によくいく私にとって最高の1枚となりました。とてつもなく感激したことを覚えております。
2時間以内で1着出来ちゃうなんて、どんな技術なんだろう?とずっと気になっていたので、ホイアンへ行く事にしました。
どうやって工場へ行って見学したの?
特別、ホイアンにワンピースを作っている知り合いがいたわけでもない私は、販売店へ行き直接交渉してみました。
おばちゃんとの出会いは雨だった。
ホイアンにはトータルで7泊しました。1日目は、3度目のベトナムを噛みしめるように一人街ブラをして、2日目に大雨に見舞われます。物凄い雨でした。。スコールほどの強さのしぶきが、やみません。
バイクをレンタルしていた私は、体も顔もずぶ濡れ。移動できず、どうしようもなくなり屋根のあるお店で雨宿りをすることに。
やまない雨を見つめながら、明日からの予定をどうしようか考えていたところ、なんと隣に「ワンピース屋さん」があるではないですか。
「そうだ、このおばちゃんに工場に行って勉強させてもらえないか聞いてみよう!」
仕立屋 BUMBO
おばちゃんは、即OK!
私は何てラッキーなんだ!という話からはじめ、おばちゃんも雨の中私が来てくれてラッキー!という具合に気さくに応えてくれて、英語も話せてすごく感じのいい人ですぐに意気投合。
娘のアントゥイちゃんも終始ハイテンションで、後の2日間は、一緒にたくさん遊ぶこととなりました♪
なんと幸運な事に、明日の朝一緒に工場へ行こうという事になります。その代わり、たくさん注文してね♪とのこと。

私はとりあえず最初の3着をオーダーしました。
オーダーメイドの仕方
販売店は、街中のいたるところで見つけることができます。とにかくマネキンがずらりと並んでいるのが東南アジアの哀愁です。ワンピースだけでなく、男性のスーツなども作ることができますよ!
- まず、自分の欲しいデザインを選ぶ
- 布を選ぶ
- 細かな要望を伝える
スカートの丈をもうすこし短くしたり、胸元のデザインで空いている穴を閉じたり、チャックをつけたりはずしたり、と自分が着ることをイメージして、お店のおばちゃんに伝えます。
そのあとに、しっかりと採寸してくれますので、肩幅や胸、ヒップ、ウエストなどは自分にぴったりのサイズで仕上がります。
3日間のプチ留学内容
工場見学
朝一でおばちゃんと二人、バイクでぐんぐんとホイアンの街を進んでいきます。旧市街のとある住宅地の一角に小さな工場がありました。隣には保育園があり、子供達の声が聞こえてきます。
朝から忙しそうに作業をする職人さんは全員女性。「話は聞いてたわよ、ゆっくりしてってね〜」と話しかけてくれたり、ニコニコと笑ってくれて嬉しそうな印象を受けました。
布を手に取った瞬間、顔は一瞬にして真剣になり職人さんオーラが物凄く、緊張しました。作業中は、あまり邪魔しないように、動画や写真を撮らせていただきました。
昼には一緒にお菓子を食べたりして楽しい時間を過ごさせてもらいました。現地のものを食べると、一気に仲良くなれますね♪
職人さん達は英語を話せないので、仕立屋のおばちゃんが通訳をしてくれます。あとは、ノリで会話します笑
最終日には、少しだけミシンを触らせてくれました。家庭用ミシンと違って、パワーが半端ない!足のスイッチを踏み込むとガーーーーという音が凄すぎて、ビビって全然扱えず、一瞬で終了ww
めっちゃ爆笑されましたが、とても良い経験になりました。
朝9時頃から15時頃まで、3日間毎日工場へ行き、作り方を見学し動画をとらせていただきました。忙しい中、相手をしてくださった職人のおばちゃん達に感謝です。
布の仕入れ
布を仕入れるところまで、連れて行ってくれました。みんなマスクしてます。それもそのはず、布が天井まで積まれていて、ホコリが舞いまくりです。
布の質にもよりますが、ほとんどが数メートルで数百円です。
全部でいくら?
私は、全部で7着オーダーして、ワンピース代の合計は166ドル(18349円!)オーダーメイドで、1着あたり約2500円で作ることが出来ました!
それぞれ、写真と仕立て代込みの価格を載せておきます。※ベトナムではアメリカドルがどこでも使えます。
・ロングドレス/25ドル
・ミニワンピース(ゴムウエスト)/18ドル
・青い花柄の膝丈ワンピース(2wayタイプ)/18ドル
腰紐は取り外せるようにベルト風にしました。肩紐は三つ編みです。
・ジュムスーツ/25ドル
上下つなぎのパンツです。
・ロングスカート/20ドル
腰紐でリボンを作れるように、ベルト風に付けてもらいました。
・花柄ワンピース/17ドル
・赤いドレス+はおり/43ドル
元のデザインが無かったため、イチから相談して作ってみました。真っ赤な肩出しドレスです。大きなプリーツを作ってもらいました。
ハプニング発生
工場見学も、今日で最後。さあ、最後のドレスを仕上げてもらいに行こう!としていたところ、おばちゃんが神妙な顔つきで私に話しかけます。
「工場のおばちゃん達が10000円請求している」と。
!?
ベトナムの工場勤務の人々の月収は2万円〜3万円とのことなので、私は最初から3日分のお礼として5000円ほど渡す予定で、お金を用意していました。(あまり多く渡しすぎると良くないという考えから)月収の6分の1なので、日本で30万もらう人であれば5万円分となります。
最初の交渉の段階で、仕立て代とは別にこの手数料(迷惑料)を払っておくべきでした。いくら意気投合して、良くしてくれたからといって、このような大事なお金の話をもっときちんと最初にしておくべきだったと、深く反省。
「たくさんオーダーしてくれるなら、工場見学しても大丈夫だよ」
というおばちゃんの言葉だけを信じて、もっと先のことを予測しておかなければいけませんでした。3日間も相手してくれた職人さんの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいに・・・。
5000円は職人の皆さんに、もう5000円は3日間ガイドもしてくれたおばちゃんにという形で1万円を渡し、解決となります。
家で夕ご飯もごちそうになりました♪
おわりに
以上、ホイアンのオーダーメイドワンピースの工場見学を紹介しました。突然お願いしたのに、色々と親切に教えてくださったベトナムの皆さんに感謝いたします。
たったの3日間の突撃プチ留学でしたが、運良く親切な方に出会えたので、ワンピースの作り方をしっかりと集中して学ぶことができました!
旅先であろうと、どこであろうと、利害関係であっても、そうでなくても、人と関わる時はやはり「お金」は「信頼」だと身に染みて感じられる経験も出来て良かったです。
普通にワンピースを買うよりも、面白い旅になりました♪
みなさんもベトナムへ旅行の際は、自分だけのオリジナルワンピースを作ってみてはいかがでしょうか♪数時間後〜翌日で受け取る事ができますよ!
ではまた〜