こんにちは、@nanase_nananavi です♪
今日は露出補正について、まとめておこうと思います。
みなさん、カメラに付いているプラスマイナスのボタン、何に使うんだろう?と思ったことはありませんか?
私は、よく分からずそのボタンに触れずに写真を撮っていたころがありました。その頃はマニュアルモードで自分の好きなように設定しながら勉強していたので、気づかなかったのですが、この露出補正ボタンは「全自動モードとマニュアルモード以外の撮影で可能」なんです。
なので「①A/絞り優先モード②S/シャッタースピード優先モード③P/プログラムオートモード」この3つのモードで使用することになります。
露出補正とは
カメラが「適正な明るさだ!」と自動的に判断したものを撮影者が調節する事です。
このカメラが行う自動補正を「AE/Auto Exposure」と言います。「〜EV」とは「Exposure Value」の略で、明るさの単位のことで、【-5.0から+5.0まで】変更できます。
①絞り優先モードでの露出補正(おすすめ)
絞り優先モードとは、A=Aperture(絞り)を限定して、その他の設定はカメラに任せるモードです。
ボケ感をコントロールしたい時に、使います。
今回はF6.2を選択し、ISO200で撮影しました。※室内でISOをオートにすると、ISO3200など上がりすぎてしまうことがあり画質が悪くなります。
どのように明るさが変わってくるか見てみましょう。
【0.0EV】露出補正なし
【-3.0EV】少し暗くしてみました。
【+1.0】補正ゼロで、充分明るかったので少しだけ露出をあげてみます。
だいぶ明るくなりましたね。少しの操作で思い通りの明るさにしやすいのが絞り優先モードでの露出補正です。
②シャッタースピード優先モードでの露出補正
絞り優先モードとは、S=ShutterSpeedを限定して、その他の設定はカメラに任せるモードです。
主に、動きのある写真を作りたいときに使用します。
今回はSS(ShutterSpeed)1/50秒を選択し、ISO200で撮影しました。※室内でISOをオートにすると、ISO2000など上がりすぎてしまうことがあり画質が悪くなります。
こちらも比較してみましょう。
【0.0EV】露出補正なし
ISO感度を200と低い設定をしているので、少しくらいですね。
EVを最大に上げてみましょう。
【EV+5.0】
!?あまり明るくなってない!
シャッタースピード優先は、設定によってこのように明るくなりにくい傾向にあります。
どうしてもシャッタースピードを遅くしてあげないと、明るくするのには難しいということですね。
ではさらに暗くしてみるとどうでしょうか。
【EV-5.0】
暗いですね〜。でも程よく暗くなっていると思うので、あえて味を出す写真を撮るときは使えそうです。
③プログラムオートモードでの露出補正
こちらは、ISOだけ設定しておいて、絞りやシャッタースピードはカメラにお任せというモードです。
ISOも自動にしてしまうと、タイトルにあるように「全自動モード」になるので、露出補正は効きません。
こちらもまたISO200に設定して、あとはお任せで撮ってみました。上二つと同じように比べてみます。
【0.0EV】露出補正なし
ほどよく、綺麗に撮れていますね。
では最大に暗くしてみます。
暗いですね(笑)
少し明るくしてみましょう。
【EV+1.0】
被写体が全体的に把握できるギリギリの明るさです。
+5.0にしてみましたが、シャッタースピードが3秒以上に設定され、完全に画面は白くなりました。絞り優先モードでも同様、明るくしすぎるとハイライト部分が白飛びしてしまいます。
マニュアルモードでは何故つかえないのか
露出(写真の仕上がり)の微調整「①ISO②絞り③シャッタースピード」の3つを全て自分で補正しているので、露出補正に頼る事は無くなります。
しかし、ISOを自動にしていると露出補正を使えます。私が使っているNikonD750を含め、露出補正を下げるとISOも下がり、露出補正を上げるとISOも上がるようになっているカメラもあります。
マニュアル設定で、ISOを自動にするのか手動にするのかは人それぞれといったところでしょうか。
上記の3つのバランスを整えるためのコツは、画面に表示されているインジケーターを見ながら、できるだけ「適正露出」になるように合わせます!
このインジケーターはとっても便利ですよ!真ん中の「0」に近づくほど、「適正露出」になります。
是非マニュアルで、目で見たままの良い感じの露出になるように調整してみてください♪シャッタースピード優先モードでもインジケータが表示されます。
おわりに
露出補正を使うシーンのポイント
- 絞り優先モードかプログラムオートモードで。
- ISOを自動設定にすれば、マニュアルでも使える。
- 撮影時にできるだけ、白飛びのないような適切な露出にしておく。
いくらRAWデータで編集できるから、といってあまりにも明るすぎたり暗すぎると、画質の悪い写真になってしまうので、イメージにより近い写真を露出補正でも調整できるようにしておきたいですね♪
ではまた!